無職でも賃貸契約可能?入居審査を通りやすくするための8つのコツ

無職の方は、賃貸契約をするのがかなり難しいです。

家賃回収の目処が立たないと、
貸主は部屋を貸すことができないので、
定期収入がない方は支払い能力の証明を求められます。

今回は、無職の方でも入居審査をクリアするコツをご紹介。

賃貸契約中に無職になってしまった場合の対処法や、
利用できる制度も解説します。

無職でも賃貸契約できる?

無職の方の賃貸契約は、普通の人に比べて難しいです。

フリーターならまだしも、全く収入が無いとなると、
どの貸主も「毎月家賃を払えるの?」と心配になります。

入居審査では、主に家賃の支払い能力があるかどうかを見られるので、
無職でもきちんと家賃を払えることを証明しなければいけません。

無職の方がそのまま入居審査を受けてもまず通らないので、
預貯金審査・保証人・保証会社を利用するなどの工夫が必要です。

無職で賃貸物件の入居審査をパスするための8つのコツ

先にもお伝えしましたが、
無職の方が入居審査を通るのは難しいです。

無職でも家賃を払っていけることを証明しないと、
賃貸契約は結べません。

①預貯金審査を受ける

預貯金審査とは、現在持っている貯金額を見せて
入居審査の判断材料にしてもらうこと
です。

現在無職でも、しっかりと蓄えがあれば支払いが滞ることはなく、
貸主も安心して物件を貸すことができます。

契約したい物件の家賃24ヶ月分の貯蓄があれば、
審査を通ると言われています。

②定職のある親族を保証人とする

無職かつ貯金なしという方は、
定職を持つ親族を保証人にすることで
賃貸物件を借りられることがあります。

支払いが滞っても、借主本人以外に請求する当てがあれば
物件を貸しても問題ないということです。

ちなみに、保証人より連帯保証人の方が責任は重いため、
無職の方は連帯保証人を立てるよう求められることが多いです。

③契約者名を親や親族にする

無職の方の本人名義では契約が難しければ、
定職についている親や親族に契約してもらうという方法もあります。

賃貸の契約は入居者本人が行うのが基本ですが、
契約時にきちんと代理契約だということを伝えていれば問題ありません。

④家賃が安い物件を選ぶ

家賃が高い物件より、
家賃が安い物件の方が当然借りられる可能性が高いです。

家賃が安ければ、現在は定職に就いていなくても、
アルバイト収入などで支払っていくことも可能です。

また、預貯金審査は家賃の金額を基準として行われるので、
家賃が安い物件ならハードルが低くなります。

⑤家賃を1年分前払いできるなどの契約をする

貸主側から見て、無職の方に物件を貸す時の一番の心配は、
家賃が回収できるかどうか。

家賃を前払いできる方であれば、
部屋を貸しても問題はありません。

契約期間の全期間分(2年分)を前払いできるのが理想ですが、
交渉によっては数ヶ月~1年分ほどの前払いでも入居審査を通る可能性があります。

⑥不動産会社に行くのは秋~冬の閑散期に

無職の方が入居審査を通りやすくするなら、
秋~冬の閑散期に部屋探しをするのがおすすめです。

入社・入学シーズンの春は、不動産業界の繁忙期。

借り手がたくさんいる時期には競争率が高く、
無職の方が入居審査を通過できる可能性は低くなります。

秋や冬の閑散期なら、そもそも物件を借りたいという人が少ないため、
多少難がある借主でも入居させたいという貸主もいるのです。

⑦引っ越したい理由をはっきりさせる

無職の方が入居審査を通りにくい理由は、
支払い能力に不安があるためだけではありません。

貸主の中には、無職の人が部屋を借りたい理由が
不透明なのが気になり、貸したくないという人もいるのです。

そのため、なぜその物件を借りたいのか、
理由を明らかにしておくと入居審査に通りやすくなります。

⑧不動産屋さんと仲良くする

入居審査の大部分は仲介の不動産屋さんが行います。

そのため、不動産屋さんに良い印象を与え、
自分の事情をよく知ってもらえば、
入居審査を通る可能性が高まります。

逆に、支払い能力に問題がなくても、
態度が悪いせいで審査に落ちることもあるので、
不動産屋さんには感じよく接するに越したことはないのです。

無職で賃貸契約をする場合に必要なもの

通常の賃貸物件の契約に必要なものは、以下の通り。

・住民票
・印鑑証明
・本人確認書類
・収入を証明する書類 (源泉徴収票、確定申告書、課税証明書など)
・保証人関連書類
・初期費用

無職の方が賃貸契約をする場合、
普通の契約とは違った書類が必要になることもあります。

これらの書類は、上記で解説したどの要素を
軸に入居審査を通過するかによって異なります。

・貯金通帳:預金審査を受ける場合
・収入を証明できる書類:フリーターなどで十分な収入がある場合
・内定通知書:現在は無職でも、就職が決まっている場合
・保証人の収入を証明できる書類:保証人を立てて契約する場合
・前払い金:家賃を前払いする場合

無職で保証人もない場合は契約不可?

無職かつ、保証人も立てられない場合には、
家賃保証会社を利用するという手があります。

家賃保証会社とは、保証人の代わりとなって
家賃の支払いを保証してくれる会社のことです。

保証人不要の物件などは、
不動産会社側が家賃保証会社を紹介していることもあります。

家賃保証会社を利用するには、
保証料として家賃の30~100%ほどの費用がかかります。

また、当然ですが家賃保証会社に
建て替えてもらった家賃には、返済の義務が生じます。

もしも一人暮らし中に無職になったら

ここまでは無職の方が賃貸物件を
新規契約する方法をご紹介してきましたが、

もし、一人暮らし中に無職になった場合はどうすればいいのでしょうか。

無職の方の賃貸契約更新や、
利用できる制度について解説していきます。

無職で契約更新はできる?

無職になったからといって、
その時点で契約が解消されるということはありません。

貯蓄などから家賃の支払いができていれば、
借主の就業状況は貸主や不動産会社には関係のないことです。

しかし、無職期間中に賃貸の契約更新がある場合は、
スムーズに手続きが進まない場合もあります。

無職の状態で契約を更新するときには、
更新書類の職業欄に「無職」と記載しなければいけません。

このことで貸主が不安になり、
不動産会社経由で確認の連絡がある可能性があります。

とはいえ、すでに内定をもらっているなど、
家賃の支払いに問題がなければ、
即時に契約解消となることは少ないでしょう。

収入の見通しが立たないものの、
同じ物件に住み続けたい場合には、
新規契約の場合と同じように、

預金審査・前払い・更新料を多く支払うなど、
個別の対応が検討されます。

無職の人が利用できる制度

無職になってしまった時も、
収入を0にしない方法はあります。

例えば、退職後3ヶ月から支給される「失業給付金(失業保険)」は、
家賃の支払いに限らず無職の方の収入源です。

また、地域によっては、
離職中で家賃の支払いが厳しい方を救済する目的の
「住居確保給付金」という制度もあります。

年齢や扶養家族の人数など条件があることがほとんどですが、
市区町村ごとの家賃補助制度がある場合もあるので、
自分が利用できそうなものを探してみましょう。

まとめ

無職の方が賃貸物件を借りるのは、
仕事に就いている方に比べて難しいです。

しかし、保証人・保証会社を立てたり、
貯蓄などで家賃の支払いができることを証明したりすれば、
無職でも賃貸契約は不可能ではありません。

今回ご紹介した、入居審査を通るコツや制度を、ぜひ利用してみてください。

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