水道は一人暮らしに必ず必要なライフライン。
限られたお給料で一人暮らしをするなら、
もちろんなるべく節約できた方がいいですよね。
今回は、一人暮らしの平均水道代をご紹介。
水道代のシステムや、節約のポイントも解説しますので、
一人暮らしをしている方やこれから始めたいとお考えの方は、
ぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。
一人暮らしの水道代の平均は?
まずは、一人暮らしの水道代の平均を見ていきましょう。
水道代には上水道代と下水道代があり、
それぞれの基本料金と従量料金の合計が請求されます。
なお、もし全く水を使っていない場合も、
解約しない限りは基本料金がかかります。
水道代の内訳
水道代の内訳には、「基本料金」と「従量料金」の項目があります。
基本料金は使用水量に関わらず請求される料金で、
上水道はメーター口径によって金額が異なります。
従量料金は使用した水の量に従ってかかる料金で
メーター口径・使用水量によって1㎥あたりの金額が変わります。
一人暮らしの平均の水道代
一人暮らしの平均使用水量は8.0㎥程度。
お風呂派かシャワー派か、
自炊をするかしないかなどでも差はありますが
10㎥は超えない人が多いでしょう。
また、一般的な家庭のメーター口径は13mmです。
これを東京都の料金計算表に当てはめると、
上水道代2,000円+下水道代1,209円=3,209円となります。
水道代は地域ごとに違いがありますが、
一人暮らしなら高くても4,000円程度を見込んでおけばいいでしょう。
詳しく知りたい方は、
上の条件をお住いの地域の水道代計算表に当てはめてみてください。
水道代は2ヶ月に1回支払いなので、
一人暮らしの1ヶ月あたりの水道代の目安は1,500~2,000円ほどとなります。
水道代は各地域で違いがある
水道は自治体によって管理・運営されているので、
住んでいる地域によって料金が異なります。
これは、原水の水質・水源からの距離・利用者の人口・水道の施設の建設時期などの条件が異なるため。
ちなみに、平均水道代がもっとも高い自治体は埼玉県寄居町の7,695円、
もっとも安い自治体は兵庫県赤穂市の853円で、実に7倍もの差があります。
水道代は2ヶ月に1回支払い
他の光熱費とは違い、水道代の支払いは2ヶ月に1回となっています。
これは、水道は自治体、
電気やガスは民間による運営で、検針の頻度が違うためです。
水道代には何が含まれている?
水道代に含まれるものは、生活の中で水を使うこと全般。
- 飲料水
- 炊事
- お風呂
- シャワー
- 洗面
- 洗濯
- トイレ
- 皿洗い
これらに使った全ての水量の合計が、
自治体ごとの料金計算表に当てはめられて請求金額が決まります。
水道代をネットで確認する方法
自治体によっては、水道代をネットで確認することもできます。
例えば東京都なら、「東京水道マイネット」に登録することで
過去4年間の水道代金の確認や各種申し込みが可能。
利用方法は、お住まいの地域の水道局の公式サイトを確認してみてください。
一人暮らしで水道代を節約する方法
一人暮らしで水道代を節約するには、こんな方法があります。
- 水を流しっぱなしにしない
- お風呂の残り湯は洗濯に利用する
- シャワーヘッドを節約できるタイプにする
- キッチン利用時の節約
- トイレの「大」「小」を使い分ける
それぞれ、どんなポイントがあるのかを解説していきます。
水を流しっぱなしにしない
使わないのに水を流しっぱなしにすると、
かなりの量を無駄にしてしまいます。
例えば、水を1分間水道から流しっぱなしにした場合、出る水の量は12L。
お風呂1回が約200L、シャワーなら60Lほどなので、
どれほど水を無駄にしているかわかるでしょう。
毎日の癖となって蓄積すると
こまめに水を止める人に比べて水道代が
1.5~2倍ほどになることも。
顔や手を洗うあいだや、シャンプー中、食器洗いのあいだなど、
水を使わないときはきちんと蛇口を閉めるようにしましょう。
お風呂の残り湯は洗濯に利用する
1回の洗濯に使う水の量は、約100L。
しかし、お風呂の残り湯を利用すると、
半分の50Lにまで節約できます。
入浴のあとに洗濯をする習慣を作ると、
かなり水道代の節約になりますね。
温かいお湯で洗うと、
冷たい水よりも汚れが落ちやすいというメリットもあります。
ただし、残り湯を使うのは最初の洗いだけに
とどめるのがおすすめ。
お風呂の残り湯には身体の汚れや
風呂釜の雑菌が入っているので、
すすぎには新しい水を使いましょう。
シャワーヘッドを節約できるタイプにする
シャワー派の方には、節水タイプのシャワーヘッドがおすすめです。
節水シャワーヘッドとは、出る水の量を抑えつつ、
放水方法などを工夫して水の少なさを感じさせない
作りになっているシャワーヘッドのことです。
商品によりますが、最大70%の節水ができるモデルもあります。
シャワーホースの規格はどの物件もほぼ同じなので、
一人暮らしですぐに引っ越す場合でも付け替えてまた使うことが可能。
節水シャワーヘッドは、
2,000~20,000円ほどで購入できます。
キッチン利用時の節約
一人暮らしのキッチンでもっとも水を使う量が多いのは皿洗い。
皿洗いで節水する方法は数多くあるので、
代表的な方法をご紹介します。
汚れを事前にキッチンペーパーなどで拭き取る
汚れを落とすための水量が節約できます。
スポンジやシンクが汚れにくいというメリットも。
食べ終わった直後に皿洗いを始める
汚れが皿にこびりつかないうちに洗うことで、スムーズに落とせます。
汚れた皿を重ねない
重ねると皿の裏まで汚れてしまい、
手間も水量も2倍かかります。
洗い桶を使う
桶に水を貯めて洗うことで、
流れる水の量が少なくなります。
洗剤を使いすぎない
洗剤を使いすぎると、
泡を洗い流すのに水がたくさん必要です。
すすぎの時、水道を全開にしない
すすぎの時は、あまり水に勢いは必要ありません。
蛇口を半分開けるくらいで十分です。
洗い物をある程度溜めておく
一人暮らしなら洗い物はあまり多くありません。
あとでまとめて洗った方が節水になることも。
トイレの「大」「小」を使い分ける
トイレの「大」と「小」では、流れる水の量が違います。
機種によっても違いますが、「大」で流れる量は約8L。
「小」の場合は6Lで、2Lもの差があります。
近年発売された機種なら、
「小」の下に「エコ小」などさらに水量が少ないモードが
搭載されていることもあります。
「小」と「エコ小」の違いは、紙を使うかどうか。
「小」は紙を使う女性用の小で、
「エコ小」は紙を使わない男性用の小という想定で
開発されている機種が多いです。
最新機種になればなるほど、
全体的に流す時の水量が少なく節水できる傾向があります。
一人暮らしだからこそ水道代を節約しよう
一人暮らしに不可欠なものだからこそ、
水道は使う機会が多いもの。
使う機会が多いということは、
工夫次第で大幅に節約もできるということです。
水の使いすぎは料金以上に環境にも悪影響。
一人暮らしだからこそ、なるべく無駄を減らして、
節水を心がけたいですね。
まとめ
水道代は上下水道の料金の合計が請求されます。
さらにそれぞれに基本料金と従量料金があり、
水道代の節約のほとんどは上水道の従量料金を減らすことにかかっています。
一人暮らしなら、お風呂の残り湯を利用したり、
皿洗いの仕方を工夫したりすることで、
水道代は大幅に節約が可能。
今回ご紹介した節約方法を利用して、
エコで経済的な一人暮らしを目指しましょう。
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