大阪で一人暮らしにかかる生活費はどのくらい?賢い節約術も紹介

こんにちは、ルミ子です。

これから初めて一人暮らしをする方は、
毎月の生活費の相場が気になるはず。

今回は、大阪で一人暮らしをしたい方向けに、
大阪での暮らしにかかる生活費を解説します。
 

家賃や物価の全国との比較や、
一人暮らしにかかる費用の目安をご紹介するので、
一人暮らしの計画に役立ててみてください。

一人暮らしの生活費を
上手に節約するテクニックもお教えします。

大阪の一人暮らし、生活費はどのくらい?

一言で「生活費」といっても、
そこにどんな費用が含まれるのかわからない人も多いのではないでしょうか。
 

まずは、生活費とは何かという定義と
大学生・社会人それぞれの生活費の相場を見ていきましょう。

生活費とは?

生活費とは、人が暮らしていく中で必要な費用のことを言います。

といっても、全ての出費は何らかの形で暮らしに関わっているのですが、
一般的には旅行や家具家電の買い替え、冠婚葬祭など、
一時的な出費は生活費には含めません。

基本的には、
毎月コンスタントに生活にかかっていく費用のことを生活費といいます。
 

一人暮らしの生活費に含まれる毎月の出費は、以下のようなものです。

・家賃:一人暮らし用の部屋の家賃
・食費:自炊・外食を含めた飲食費
・水道・光熱費:電気・ガス・水道の料金
・交通・通信費:スマホ・wifiの利用料・電車代・ガソリン代など
・家具・家事用品:洗剤・ティッシュなどの日用品類
・衣類・靴:服・靴の買い替え費用
・医療費:病院で支払う治療費・薬代
・教育・娯楽費:趣味・レジャーなどの費用
・交際費:飲み会・デートなど人付き合いにかかるお金

大学生の場合の生活費

まず、大学生の平均的な収入金額は176,000円。

その内訳は、以下のようになっています。

仕送り:112,000円
奨学金:40,000円
アルバイト:19,000円
その他:5,000円

この収入で家賃を手取りの1/3~1/4までに抑えると、
適正家賃は44,000~59,000円。

大阪なら、特に家賃の高い北区・西区・中央区を避ければ、
十分一人暮らし向けの物件が見つかる家賃です。
 

大阪で一人暮らしをする大学生の、
生活費のイメージは以下の通りです。

・家賃:50,000円
・食費:25,000円
・水道・光熱費:8,000円
・娯楽・交際費:20,000円
・通信費:10,000円
・衣服・日用品など:13,000円

計:126,000円

大学生は社会人より飲酒をする機会が少ないと考えられ、
衣服もスーツなどを着る必要がないので食費や衣類・日用品費が抑えられます。

この生活費の内訳なら、
大学生の平均収入にもしっかり収まり、
急な出費があっても焦ることはないでしょう。

社会人の場合の生活費

大阪の20代社会人の平均年収は、
男性367万円・女性328万円。

男女の平均は、349万円となります。

月あたりにすると29万円となり、
税金などが天引きされた手取り月収だと23万円前後のイメージです。

この手取り収入の適正家賃は、
57,000~76,000円ほど。

ワンルームの間取りなら、
大阪の中心地にも住むことが可能です。

大阪で社会人が一人暮らしする場合の、
生活費イメージは以下の通り。

・家賃:65,000円
・食費:35,000円
・水道・光熱費:8,000円
・娯楽・交際費:45,000円
・通信費:11,000円
・衣服・日用品など:25,000円

計:189,000円

手取り収入との差は41,000円となり、
この生活費モデルなら毎月しっかり貯金ができるでしょう。
 

社会人は、学生よりも仕事の付き合いの飲み会や、
恋人とのデート、プレゼントなどの費用が高くなります。

手取りがモデルより少ない場合は、
家賃や食費などどこかで我慢する必要がありそうです。

大阪の一人暮らし、生活費は意外と安い?

次に、生活費にまつわる大阪ならではの事情を解説していきます。

これから大阪で一人暮らしを始める方は、ぜひ参考にしてみてください。

大阪の物価指数は高い?低い?

生活費には、物価が大きく関わってきます。

全国平均を100としたとき、大阪の物価指数は以下の通り。

・住居:97.5
・食料:99.8
・水道・光熱:97.3
・家具・家事用品:100.1
・被服及び履物:99.0

大阪の物価は、全国平均とほぼ変わりません。

都道府県別のランキングでいうと大阪は10位前後です。
 

大阪は国内で東京に次ぐ大都市であることを考えると、
「都会の割には安い」と言えるのではないでしょうか。

家賃相場は大阪市内と市外で大きな差

次に、家賃相場です。

大阪の平均家賃は、
国内で東京・神奈川に次ぐ第3位。

全体の平均で見ると高いですが、
大阪の家賃相場はエリアごとにかなりばらつきがあります。
 

大阪の中でも特に家賃相場が高いのは
北区・西区・中央区の3区。

ワンルームでも相場が6万円を超え、
築浅物件やセキュリティのしっかりした物件になるとさらに高くなります。
 

しかし、市外の北摂エリアや、
市内でも中心地から距離がある
平野区・住吉区などは家賃が安め。

特に、大学のキャンパスがあり、
大学生が多く一人暮らししている
関大前駅・石橋阪大前駅といったエリアの家賃は安いです。

ワンルームなら3万円代の部屋もあり、
中心部とは家賃相場に約2倍の差があります。

大阪独特?敷金・礼金のシステム

一般的に、物件契約時の敷金・礼金は
それぞれ家賃1ヶ月分
と言われています。

しかし、大阪では全国平均より礼金が高め。

敷金1ヶ月分、礼金1.5ヶ月分という契約の物件が多くなっています。
 

もっと詳しい平均を見ると、
大阪の平均敷金は0.89ヶ月、平均礼金は1.92ヶ月分です。

礼金は毎月の生活費に関わる部分ではありませんが、
契約時の初期費用や更新時の出費が増えてしまいますね。

大阪の水道光熱費は?

水道光熱費の中で、
ガス・電気料金は全国的にそこまで差はありません。

地域というよりは、
契約会社や契約プランによって料金に差が出ます。
 

水道料金は各地の水道局が運営を行なっているため、
地域によって料金に差があります。

大阪の水道料金はというと、
関西6府県の中では滋賀県に次いで2番目に安いです。

全国的に見ると、中間よりやや安いという程度なので、
他の地域から大阪に引っ越すと
光熱費が大幅に変わるということはないでしょう。

大阪の一人暮らし、生活費を抑えられるエリア

それでは、大阪市内や周辺エリアで家賃・物価が安く、
一人暮らしの生活費を抑えられるエリアをご紹介していきます。

大阪市内①東淀川区

東淀川区は大阪の中心地とは淀川を隔てたエリア。

家賃相場はワンルームで4.2万円と、
実は大阪全体の中で抜群に安いというわけではありません。
 

しかし、梅田や難波までのアクセスがとても良いのがポイント。

阪急線が走っているので、
区内の多くの駅から梅田・難波まで楽にアクセスできます。

また、新大阪駅も近いので、
新幹線にもすぐ乗れるのも東淀川区の魅力。

利便性が高い割に家賃が安いエリアで
一人暮らしをしたい方は、東淀川区がおすすめです。

大阪市内②住吉区

住吉区は、大阪市内で2番目に家賃が安い区です。

ワンルームなら3.9万円、
1K/1DKなら4.2万円
が平均家賃となっています。
 

場所は阿倍野区の南側で、
梅田周辺よりも天王寺や天下茶屋によく行く方におすすめ。

住吉区内の駅から天王寺駅までは、
だいたい20分前後で到着できます。
 

住吉区の治安は、大阪24区全体で第2位。

高級住宅地の「帝塚山」があるので、
パトロールが行き届いているのがその理由です。
 

治安の良さと家賃の安さを優先して
一人暮らしの部屋を選びたい方に、
おすすめのエリア
となっています。

大阪市外③箕面市

箕面市は、大阪市から豊中市を挟んで北側に位置しています。

市内の北部には山林が多く残り、
自然豊かなのが箕面市の魅力。

少し足を伸ばせば、日本の滝100選に選ばれた「箕面大滝」や、
紅葉の名所として知られる「勝尾寺」などの景勝地もあります。
 

大阪の中心地までのアクセスは、
梅田まで約35分、難波まで約45分です。

家賃相場は市内の住吉区と同程度で、
ワンルームなら3.9万円、1K/1DKなら4.2万円ほど。
 

同じ家賃でも、市外エリアを選べば
広々とした部屋が借りられて快適に一人暮らしができますよ。

大阪市外④吹田市

吹田市は大阪市の北側にある、「北摂」エリアの一部。

大阪市外ですが、南側に住めば
大阪の中心地までのアクセス時間は
大阪市内とそう変わりません。
 

吹田市をはじめとする北摂エリアには
ファミリー層が多く暮らしているので、
地域の目があり治安面でも安心。

住宅街が多いので市内のどこでも日用品の買い物には困らず、
市の北側には大型ショッピング施設「エキスポシティ」もあります。
 

利便性・治安・家賃相場のバランスが取れた、
一人暮らしにおすすめのエリアです。

大阪の一人暮らし、賢い節約術は?

最後に、一人暮らしの生活費を節約するために、
使える節約術をご紹介します。

水道・光熱費はこまめな工夫でセーブ

生活費のなかで、工夫して節約できるのが光熱費。

水道・電気は使いっぱなしにせず
こまめに止めて毎月の支払額をセーブしましょう。
 

すぐにできる工夫としては、以下のものがあります。

・エアコンの設定を控えめにする(夏は28度、冬は20度が目安)
・コンセントをこまめに抜いて待機電力をなくす
・トイレのレバーは「大」と「小」を使い分ける
・洗い物はある程度まとめる

 

毎回の節約額はわずかでも
積み重なれば年間で数千円の節約ができることもあります。

もっと大幅に生活費を節約したい場合は、
光熱費の契約内容を見直してみるのもおすすめですよ。

通信費は格安キャリア利用も視野に

携帯電話やスマホの利用料は、
契約キャリアによってかなり異なります。

キャリアのジャンルごとの平均的なスマホ料金は、以下の通り。

格安キャリア:3,000円
大手キャリア:5,000円

毎月2,000円の差があれば
1年で24,000円もの差に。

毎月の生活費を抑えたいなら、
スマホの契約を見直してみてもいいでしょう。
 

ただし、大手キャリアには大手キャリアの良さもあり
格安キャリアでは保証内容や通信速度が
十分でない場合もあるため、
契約の際はよく確認してください。

一人暮らしの自炊は高くつく場合もあり

生活費の中で、食費は家賃の次に大きな割合を占めます。

そんな食費を節約する方法といえば、自炊

女性は自炊の割合が高い人が多いですが、
男性はほぼ外食という人も多いですね。

外食は同じものを食べても自炊の倍以上の金額がかかることもあるため、
自炊の割合を上げるとかなり生活費の節約になります。
 

自炊派と外食派で毎月の食費を比較すると、以下のような差があります。

自炊派の平均食費:32,211円
外食派の平均食費:43,845円

 

毎月1万円以上も節約できる自炊ですが、
一人暮らしの場合は落とし穴も。

スーパーなどで売られている野菜や肉・魚のパックは、
丸々購入すると一人暮らしには多すぎます。

余らせてしまうと食材もお金も勿体無いので、
中途半端に自炊をするのはあまりおすすめできません。

一人暮らしで自炊をするなら、
食材を使いきれるだけの頻度で行い、

切り分けられた野菜や小分けパックの肉・魚、
冷凍食品などを上手に利用しましょう。

まとめ

大阪で一人暮らしをするための生活費は、
家賃が高めで物価は平均的。

大都市の割には物価が安いので、
毎月の生活費を節約して暮らすことも可能です。
 

今回ご紹介した生活費モデルや、
生活費の節約方法を参考に、
ぜひ大阪で一人暮らしを楽しんでみてください。

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