こんにちは、ルミ子です。
今回はかなり細かく計算したお金の話をしていきます。
一人暮らしを始めるには、
家賃・生活費以外の初期費用が必要です。
平均的には家賃4～5ヶ月分と言われる初期費用ですが、
これは地域の慣例によって少しずつ異なります。
そこで今回は、大阪で一人暮らしを始める場合の
初期費用の目安をご紹介。
大阪で家賃の安いおすすめエリアや、
初期費用を節約するコツもお伝えします。
大阪で一人暮らし、初期費用はどのくらい？
まずは、大阪で一人暮らしする場合の初期費用と、その内訳をご紹介。
敷金・礼金のシステムなど、
大阪が他の地域と違うところも解説します。
初期費用の目安は家賃4～5か月分
一人暮らしの初期費用の目安は、
だいたい家賃4～5ヶ月分です。
その内訳は、以下の通り。
・前家賃：家賃1ヶ月分
・敷金：家賃1ヶ月分
・礼金：家賃1ヶ月分
・仲介手数料：家賃半月～1ヶ月分
・鍵交換費用：1～1.5万円
・火災保険料：数千円～数万円
この他に家具家電購入費や、
一人暮らしをスタートさせるのに必要な
日用品費などもかかります。
最低限必要な家具家電や日用品費の合計は、
だいたい15万円前後と言われています。
また、荷物の運搬を引越し業者に依頼する場合は
、引越し代も別途必要です。
引っ越し代の相場は、
荷物の量や移動距離にもよりますが3～10万円ほど。
そのため、大阪で一人暮らしを
スタートさせるための初期費用は、
家賃5ヶ月分＋25万円くらいと思っていればいいでしょう。
家賃が6万円だとしたら55万円…！
結構しますね…
大阪の家賃・前家賃・日割り家賃の相場
先にご紹介した内訳にも含めていますが、
物件を新規契約するときは、
次月分の家賃まで先払いする「前家賃」という慣例があります。
大阪も例外ではなく、
初期費用には初月＋次月の家賃が含まれます。
ただし、初月の入居日が月の途中の場合、
家賃の支払いは入居日から発生します。
例えば、初月15日を入居日にした場合、
日割り家賃は本来の家賃の半分。
大阪の一人暮らしの家賃相場である
6万円の物件で暮らす場合、
日割り家賃（3万円）＋前家賃（6万円）で9万円が、
初期費用の中の家賃分として必要です。
大阪の敷金・礼金システムは？
敷金・礼金の慣例は、
地域や物件の条件によって細かに異なります。
一般的には、敷金・礼金ともに
家賃1ヶ月分と言われることが多いですが、
大阪の平均は以下の通り。
敷金：0.89ヶ月分
礼金：1.92ヶ月分
大阪は敷金が他の地域より安めで
礼金は他の地域より高めという相場になっています。
ただし、敷金・礼金には
地域の相場以外に貸主の考え方も関わってくるので
一概に言うことはできません。
平均金額ではなく、
物件ごとの契約条件を重視しましょう。
また、以前は大阪を中心とする関西圏で
「敷引き」という独自の慣習がありましたが、
今も敷引き制度を採用している貸主はほとんどいません。
現在は、大阪でも上記の敷金・礼金システムが一般的になっています。
仲介手数料とは？
仲介手数料とは、
その物件を貸主から借主に紹介した不動産会社の報酬です。
家賃0.5～1ヶ月分が、
仲介手数料の相場となっています。
これも会社の考え方ごとに異なり、
借主からは仲介手数料を取らないという不動産会社もあります。
初期費用をなるべく抑えたい場合は、
仲介手数料が安い不動産会社を利用するのもおすすめです。
ちなみに、私が所属している会社のサービス「ROOME」は
この、借主から手数料を取らない賃貸サービスです。
仲介手数料が無料になるというサービスだけでなく、
住みたい部屋の条件を伝えるだけで自動で物件を探すサービスなども
あるので、ぜひ一度チェックしてみてください。
火災保険・鍵交換費用もチェック
内訳にも記載しましたが、
一人暮らしの初期費用には
火災保険・鍵交換費用も必要です。
これらは、安全に一人暮らしを
するために必ず必要なものです。
ただし、火災保険は貸主や
不動産会社から提示されたプランだけではなく、
自分の好きなプランで契約することもできます。
保証内容や保険料をきちんとチェックして、
納得してから契約するようにしましょう。
初期費用のシミュレーション
それでは、大阪で一人暮らしをする場合の
初期費用を具体的にシミュレーションしてみましょう。
大阪の一人暮らしの家賃相場は6～8万円なので
家賃6万円の場合・8万円の場合をそれぞれシミュレーションします。
家賃6万円の場合
・前家賃：60,000円
・敷金：60,000円
・礼金：60,000円
・仲介手数料：60,000円
・鍵交換費用：15,000円
・火災保険料：8,000円
計：263,000
家賃8万円の場合
・前家賃：80,000円
・敷金：80,000円
・礼金：80,000円
・仲介手数料：80,000円
・鍵交換費用：15,000円
・火災保険料：8,000円
計：343,000円
鍵交換費用・火災保険料はそれぞれのケースで異なりますが、
一人暮らしの場合の平均的な金額にしています。
また、先にも解説しましたが、
これらは物件を借りるためにかかる初期費用のみ。
他には、
家具家電購入費（15万円）
引っ越し代金（3～10万円）
初月の日割り家賃（0～8万円）
初月の生活費（約10万円）
などがかかります。
これらを全て合わせると、
大阪で一人暮らしをスタートする
初期費用は50～80万円くらいになります。
大阪で一人暮らし、初期費用以外にかかるもの
次に、物件の契約以外にかかる
一人暮らしの初期費用について
詳しく見ていきましょう。
引っ越し費用
引っ越し費用は、荷物の量や移動距離、
引っ越し時期によって変動します。
今住んでいる場所から大阪までの距離にもよりますが
平均的な引っ越し費用の相場は以下の通りです。
一人暮らし（荷物小）
・～50km（都道府県間移動程度）：21,000～31,000円
・～200km（同一地域内移動程度）：30,000～47,000円
・～500km（地域間移動程度）：43,000～58,000円
一人暮らし（荷物大）
・～50km（都道府県間移動程度）：30,000～43,000円
・～200km（同一地域内移動程度）：42,000～62,000円
・～500km（地域間移動程度）：58,000～85,000円
家具・家電の購入費
次に、家具家電購入費です。
一人暮らしに最低限必要な家具と、
その価格相場は以下の通り。
・寝具（ベッドフレーム・マットレス・布団・シーツなど）：40,000円
・机：10,000円
・椅子：5,000円
・収納家具：10,000円
・カーテン：5,000円
計：70,000円
最低限これだけあれば一人暮らしを始められますが、
家具は増やしていくとキリがありません。
また、家具の品質やデザインにこだわるとさらに価格は上がります。
ここでご紹介した70,000円は、最低限の予算だと思っておいてください。
そして、一人暮らしに最低限必要な家電には、以下のものがあります。
・冷蔵庫：30,000円
・電子レンジ：10,000円
・炊飯器：5,000円
・洗濯機：30,000円
・掃除機：5,000円
計：80,000円
他に必要な家電を挙げるなら、
テレビ・トースター・電気ケトル・扇風機・アイロンなど。
だいたい10万円前後あれば、
一人暮らしに最低限必要な家電は揃うと思っていいでしょう。
上記の家具家電購入費を合計すると、
最低15万円あれば
一人暮らしに必要な家具家電が揃うということになります。
最初の1ヶ月の生活費の目安
大阪で一人暮らしをする場合の、
生活費イメージは以下の通りです。
・食費：30,000円
・水道・光熱費：10,000円
・娯楽・交際費：45,000円
・通信費：10,000円
・衣服・日用品など：15,000円
計：110,000円
もちろん、社会人か学生か、自炊派か外食派か、
お金がかかる趣味があるかどうかなどの
ライフスタイルによって、生活費は上下します。
ですが、上記は一人暮らしの平均的な生活費内訳。
家賃＋約11万円＋貯金＝手取り金額というイメージで、
自分にあった物件の家賃を逆算してみるといいでしょう。
大阪で一人暮らし、初期費用が安いエリアは？
初期費用を抑えるには、
家賃を抑えるのが一番。
また、周辺エリアの物価も
その後の生活費に関わってきます。
そこで、大阪で家賃・物価が安い
おすすめエリアをまとめてご紹介します。
大阪の家賃相場を他都市と比較すると？
大阪の家賃相場は、全国的に見ると高め。
全国の都道府県ランキングでは、
東京・神奈川に次いで第3位になっています。
他のエリアから引っ越してくる方は、
大阪の家賃の高さに驚くかもしれません。
しかし、以下のエリアなら、
大阪市内やその周辺でも家賃を抑えることができますよ。
家賃・物価の安いエリア①東淀川区
東淀川区は、大阪の中心地とは淀川を隔てたところにあります。
実は、そんな東淀川区は大阪全体の中で
抜群に家賃相場が安いというわけではありません。
しかし、東淀川区は梅田や難波までの
アクセスが抜群に良いのがポイントです。
区内を横断するように阪急線が走っているので、
区内の多くの駅から梅田・難波まで乗り換えなしでアクセスできます。
また、新大阪駅も近いので、
大阪府外へのアクセスが良いのも東淀川区の魅力。
利便性が高い割に家賃が安い物件を見つけたい方は、
東淀川区がおすすめです。
家賃・物価の安いエリア②福島区
福島区は梅田の西側にあるエリアです。
開発が進んでいて、おしゃれで綺麗な街並みが福島区の特徴。
おしゃれなエリアで一人暮らしをしたい、
女性に人気があるエリアです。
福島区の家賃は抜群に安いというわけではありませんが、
梅田まで徒歩でもいける利便性が魅力。
交通費が節約できるので、
フットワークが軽くてよく出かける人であれば、
生活費がかなり浮きます。
また飲食店の選択肢も多いので、
外食派の方は楽しく一人暮らしができますよ。
家賃・物価の安いエリア③北摂
北摂とは、大阪の北側に接する地域のこと。
豊中市・池田市・箕面市・豊能郡・吹田市・高槻市・摂津市・茨木市・三島郡など、かなり広いエリアの総称です。
なかでも、大阪方面に行くことが多いなら
「豊中市」「吹田市」「茨木市」の3つがおすすめ。
これらの市の主要駅からなら、
大阪梅田駅まで30分程度で到着できます。
ファミリー層が多く暮らす北摂エリアは広めの物件が多く、
平均の家賃相場は群を抜いて安いわけではありません。
しかし、北摂なら同じ家賃でも
大阪市内より広い部屋に住めるので、
インドア派の方やインテリアにこだわりたい方におすすめです。
大阪で一人暮らし、初期費用の節約術
最後に、大阪で一人暮らしをする場合に、
初期費用を節約するコツをご紹介します。
引っ越し時期をずらして引っ越し料金を節約
引っ越しをする人が多い2～4月は、
引っ越し費用がピークになります。
逆に引っ越し料金が安い閑散期は、
8月・11月・12月などです。
ピークシーズンと閑散期では、
引っ越し料金が約2倍になることも。
入学・入社など決まったタイミングがない場合は
閑散期を狙って一人暮らしを始めるのがおすすめです。
賢く買って家具・家電の購入代金を節約
家具・家電の購入費は、
初期費用を大幅に上げる要因です。
ただし、先の項目でご紹介したのは、
新品で全てを揃えた場合の費用相場。
リサイクルショップやオークション、
フリマアプリなどを利用して
家具家電を安く揃えることも可能です。
人が使ったものでも気にならないという方は、
ぜひ検討してみてくださいね。
ちょっとした工夫で生活費を節約
毎月の生活費は、
小さな努力の積み重ねで節約できます。
・お弁当・マイボトルを持参
・携帯・ネットのプランを見直す
・水道は流しっぱなしにしない
・コンセントをこまめに抜く
こういったことの積み重ねで、
月に数千円が節約できることも。
収入と生活費のバランスが悪い方は、
ぜひ生活費を削れるポイントがないかどうか見直してみてください。
ゼロゼロ物件は本当にお得？
ゼロゼロ物件とは、
敷金ゼロ・礼金ゼロの物件のことです。
初期費用を抑えられて魅力的ですが、
貸主がそういった条件にするにはそれなりの理由があります。
部屋を貸すなら、少しでも多く儲けたいのはどの貸主も同じ。
フリーレント物件やゼロゼロ物件は、
契約条件をそこまで譲歩するほど申し込みが少ない
人気のない物件と考えられます。
もちろんその部屋が気に入ったなら
初期費用を抑えられてお得ですが、
立地や設備に難があることも多いため、
内覧の時にしっかりチェックしましょう。
また、初期費用を抑えられる代わりに、
中途解約の際に多額の違約金がかかる契約もあるため、
契約内容もきちんと読み込むのが大切です。
大阪の一人暮らし、初期費用を抑えて快適に引越ししよう！
大阪で一人暮らしを始めるための初期費用は、
家賃にもよりますが50～80万円ほど。
思っていたより高くて、
びっくりした方も多いのではないでしょうか。
初期費用を抑えるためには、
家賃の安い物件を探したり、
引っ越し代・家具家電購入費などで節約したりするのがおすすめ。
敷金・礼金不要のゼロゼロ物件は、要注意の場合もあるため契約の際は気をつけましょう。
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