一人暮らしの光熱費はいくらが普通?差がつく節約術も紹介

一人暮らしに不可欠な光熱費ですが、月々いくらかかるのでしょうか?

今回は、一人暮らしの光熱費の平均額や、
光熱費を節約するポイントをご紹介します。

これから一人暮らしをするので予算を立てたいという方や、
光熱費を節約したい方は、こちらを参考に生活の仕方や契約内容を見直してみてください。

光熱費とは

光熱費とは、電気・ガス・水道の料金の総称です。

生活していく上で必ずかかるお金ですが、
工夫次第では節約もできるポイントでもあります。

一人暮らしの光熱費の平均や節約ポイントについて、
以下の項目で解説していきます。

一人暮らしの光熱費はどのくらいかかる?

まずは、一人暮らしの光熱費の平均金額をご紹介していきます。

全国の一人暮らし世帯での、電気・ガス・水道を合わせた平均金額は11,852円

その内訳や詳しい内容について、それぞれの項目で見てみましょう。

電気代

電気代は、ほとんどの一人暮らし世帯の光熱費の中で一番大きな割合を占めます。

平均額は、5,565円

エアコンをよく使う夏や冬は7,000円ほどまで上がることもあります。

昼間はほとんど家にいないサラリーマンや学生さんであれば、もっと安くなるかもしれませんね。

ちなみに、電気代は「基本料」と「電力量料金」の2部料金制になっており、
全く電気を使わなかったとしても、電気使用の契約をしている限り基本料以下にはなりません。

基本料は電力会社や契約プランによって様々ですが、だいたい数百円~2,000円ほどです。

ガス代

電気代に次いで割合の高い光熱費は、ガス代です。

一人暮らしのガス代平均額は、3,307円。

オール電化の登場で2010年ごろまでは平均額が下がり続けていましたが、
震災で大規模な停電があったことからまた需要が上がっています。

ガス代は、床暖房を使ったりお風呂を追い焚きしたりすることが多くなる冬場に高くなりがちです。

また、プロパンガスの場合は都市ガスより料金が高く
都市ガスの3倍ほどの料金がかかります。

これはかなり大きな差なので、
できるだけ節約したいという方は都市ガスを利用している物件を借りた方がいいでしょう。

水道代

水道代は、光熱費の中でもっとも割合が低いです。

地域によってばらつきがありますが、
おおよその平均は2ヶ月で3,000円程度。

水道代の請求は2ヵ月ごとなので、1ヶ月あたりにすると約1,500円です。

なお、何度もシャワーを浴びたり、水をたくさん飲んだりする夏場は水道代が高くなりがちになります。

光熱費節約には部屋選びも重要

先ほど少し触れましたが、物件によって大きく差が出るのがガス代です。

プロパンガスの物件では出費が多くなるので、
学生など一人暮らしの費用を節約したい方は都市ガスの物件を選びましょう。

また、数は少ないですが、オール電化の賃貸物件もあります。

同じ熱量でも電気はガスより料金が低いので、
オール電化の物件を選ぶのがもっとも節約になります。

ただし、オール電化の物件は災害などで大規模な停電をした時に機能が全てストップしてしまいます。

オール電化物件で一人暮らしをするときは、
緊急時の対策はどうなっているかを先に確認しましょう。

簡単にできる光熱費の節約のやり方

ここからは、一人暮らしでも簡単にできる光熱費の節約方法をご紹介します。

お金のない学生さんなど、一人暮らしの費用を少しでも抑えたい方は必見です。

電気代の節約

まずは、光熱費で大きな割合を占める電気代の節約方法です。

節約のコツさえ知っていれば、大きな我慢をしなくても効果的に節約ができます。

エアコンの使い方に気をつける

エアコンをよく使う夏や冬は、電気代が跳ね上がります。

エアコンの電気代を節約するには、
まず設定温度に気をつけること。

外気温との差が小さいほど電気消費量を抑えられるので、
夏は高めに、冬は低めに設定しましょう。

夏は28度、冬は20度が目安です。

これだけでは暑さ寒さが我慢できないという方は、
扇風機やホットカーペットなど、電気消費量の少ない冷暖房器具でまかなうのがおすすめです。

また、エアコンのフィルターが汚れていると、
部屋の温度を正しく認識できず消費電力が大きくなってしまいます。

フィルターのこまめな掃除も光熱費の節約に繋がりますよ。

待機電力をなくす

ゲーム機やDVDレコーダー、電気ケトルなど、
使っていないのにコンセントに繋げたままにしていませんか?

そういった家電は、スイッチをつけた時いつでも稼働できるよう、
常に待機電力というものが発生しています。

使わない間はコンセントを抜いておくことで、月800円程度の節約になります。

ただし、エアコンは長期間通電させていないと不具合が出る可能性があるため、
基本的にはコンセントを繋いでおきましょう。

契約を見直してみる

一人暮らしを始めたとき、よく理解せず電気の契約をしたと覚えはありませんか?

光熱費が毎月かかりすぎるという方は、
契約内容を見直すことで節約ができるかもしれません。

電気料金の基本料は、契約したアンペア数で決まります。

アンペア数とは、一度に使う電気量のこと。

一人暮らしに最適なアンペア数は、だいたい20~30アンペアと言われています。

これより大きなアンペア数での契約になっている場合は、
電力会社に連絡して変更してみましょう。

水道代の節約

次に、水道代の節約について解説していきます。

トイレのレバーは使い分ける

トイレを流す時、レバーの「大」「小」は気にしていますか?

実は、トイレの「大」レバーで流れる水の量は約13L、
「小」レバーでは約2Lと、6.5倍もの差があるのです。

トイレは毎日使うものなので、きちんとレバーを使い分けられれば大幅な節水になります。

今まで気にしたことがなかった方は、気をつけてみてくださいね。

洗い物はまとめてする

洗い物は、こまめにするよりもまとめて行った方が水道代の節約になります。

洗い物の溜めすぎは良くないとはいえ、皿1枚、グラス1個のために水をたくさん使うのは控えた方がいいでしょう。

このとき、水を流しっぱなしにせず、たらいなどに水を貯めて洗うのも効果的です。

水道はこまめにとめる

水道は、流しっぱなしにせずこまめに止めましょう。

手や顔を洗う時や、お風呂で髪を洗う間など、
無意識に水道を流しっぱなしにしている人は多いです。

皿洗いも、まとめて洗ってまとめてすすぐというやり方の方が節水になります。

ガス代の節約

最後に、ガス代の節約方法について解説していきます。

お湯を張る量を減らす

ガスの消費量が多くなるのが、毎日のお風呂。

毎日湯船に入る習慣がある方は、お湯の量を少しだけ減らしてみましょう。

お湯の量が減れば、必要な熱量が減ってガス代も安くなります。

自動湯張り機能がある場合には、
一度湯量の設定を変えるだけで毎日自動的に節約ができます。

使用量の少ない料理をする

ガス代は、使う時間が短くなれば、それだけ節約できます。

例えば、具材を柔らかくするのに長時間かかる煮込み料理であれば、
圧力鍋を使うことで火にかける時間は20分程度で済みます。

また、お湯を沸かして茹でる代わりに電子レンジを使うなど、
電気で調理を代用するのもおすすめです。

設定温度を下げる

床暖房やヒーターなどガスを使った暖房があるなら、設定温度を下げましょう。

床暖房の温度は25度くらいが多いですが、節約したい場合は22~23度に。

自分が設定したい温度より2~3度低い温度にするのが目安です。

契約を見直してみる

ガス代も契約の見直しで安くなる場合があります。

特に、プロパンガスはガス会社によって2倍以上も料金に差があることも。

賃貸物件では契約業者が決まっている場合もありますが、
もし可能なら他社と比較して契約を見直してみましょう。

まとめ

光熱費は毎月必ずかかる分、節約を心がけると年間でかなりの差が出てきます。

日常的に気を使うのはもちろん、契約の見直しも視野に入れて光熱費を節約してみましょう。

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