一人暮らしの食費って月いくらが普通なの?

一人暮らしをすれば、必ずかかるのが食費。

「自分は贅沢しすぎじゃないかな?」
「他の人はどれくらい食費をかけているの?」
と気になる方も多いと思います。

今回は、気になる一人暮らしの食費の平均値を解説していきます。

男性と女性・学生と社会人・自炊派と外食派の比較も掲載しますので、
ぜひ参考にしてみてください。

一人暮らしの食費の平均ってどれくらい?

一人暮らしの食費の平均金額は、2万7,000円です。

しかし、ひとまとめに「一人暮らし」といっても、
自炊派・外食派・アルコールを飲む人・飲まない人など
様々な人の平均なので、かなりばらつきがあります。

食へのこだわりは人それぞれですが、
一人暮らしなら毎月3万円前後であれば平均的だと思っていいでしょう。

理想の食費はいくらくらい?

一人暮らしの理想の食費は、
収入の15~16%
と言われています。

月々の手取りが20万円なら、
3万円が理想の食費ということになりますね。

とはいえ、月収40万円の人は20万円の人の倍食べるかといえばそんなわけはなく、
月収に対して食費の割合が低ければ低いほど豊かな生活を送れるという指標になります。

これをエンゲル係数といい、
日本の一人暮らし世帯の平均エンゲル係数は24.5%です。

この数字は世界水準に比べて高く、
さらに年々上昇していっています。

生活保護世帯なども含めているためこのような数字になっていますが、
食費が家計を圧迫しないよう、収入の15~16%を目安になるべく節約を心がけましょう。

男性/女性

次は、男性と女性で一人暮らしの食費を比較していきましょう。

・10代 男性 2万6,000円 女性 2万3,000円
・20代 男性 3万2,000円 女性 2万6,000円
・30代 男性 3万2,000円 女性 2万6,000円

男性と女性で一人暮らしの食費を比べると、
男性の方が3,000~6,000円高いという結果になりました。

男性は女性より食べる量が多いですし、
付き合いで飲み会等も多いことも食費が嵩む理由となっていると考えられます。

大学生/社会人

次に、学生と社会人の一人暮らしの食費を比べていきます。

・学生 2万5,000円
・社会人 4万円

社会人は学生より、一人暮らしの食費が1万5,000円ほど高いという結果になりました。

これは、自分でお金を稼ぐようになって食生活が充実するほか、
アルコール代がかかるようになるのも理由と考えられます。

また、年齢が高くなるとともに、
デートや職場の会食など外食が増えるのも社会人の食費が高くなる理由でしょう。

自炊/外食

最後に、自炊派と外食派の一人暮らしの食費を比べていきます。

・自炊派 2万円
・外食派 5万円

完全自炊と完全外食だと、
一月に3万円もの差が出る
ことがわかりました。

一人暮らしで食費を節約するには、
やはり自炊をするのが一番です。

毎食ではなく1日1食程度であっても、
自炊を習慣にできると大幅な食費の節約になりますよ。

一人暮らしの食費の節約術5選

一人暮らしの食費の平均がわかったら、
次は食費を節約する方法を知りたいですよね。

食費が平均より多めの方のために、
一人暮らしの食費の節約術を5つご紹介します。

やっぱり自炊が安い

自炊は、うまくいけば食費を数万円節約できる
効果的なポイントです。

外食と自炊では、
同じメニューを食べてもかかる費用がかなり違います。

毎月の食費が気になる方は、
まずは自炊の頻度を上げることを心がけてみましょう。

例えばチェーン店では一杯350円で売られている牛丼も、

・米 1杯分:約20円
・牛肉 100g:約150円
・玉ねぎ 半分:約20円

と、自炊なら約190円で、ほぼ半額です。

大盛りにしたり卵やサラダをつけたりするとさらに高くなるため、
たくさん食べる人ほど自炊がお得なのです。

ただし、自炊は中途半端に行うと、
せっかく買った食材を使い切れず無駄にしてしまうことも。

食材は大きなサイズで買うほど安くなるので、
一人暮らしで自炊をするならある程度習慣的に行うのがおすすめです。

スーパーをうまく活用する

自炊をする場合、食材を買う場所も重要なポイント。

できる限り節約したいなら、
地域で一番安いスーパーを選んで買い物をしましょう。

家から近いからといって
全体的に高めのスーパーで買い物をしていると、

積み重なってひと月あたり数千円も差が出てしまうこともありますよ。

今まで全く自炊をしてこなかったという方は、
本格的に始める前に地域のスーパーを回って値段を比較してみましょう。

今はネットでチラシを公開しているスーパーもあるので、
セールの日を狙ってまとめ買いをするのもおすすめです。

割高なコンビニは避ける

コンビニは、便利な代わりに何を買っても割高です。

同じ商品でも、スーパーとコンビニでは
2倍ほども価格差があることも。

例えば卵などは、
コンビニで買うと6個200円ほど。

スーパーなら10~12個が200円程度で売っているため、
少し足を伸ばしてでもスーパーに行った方が絶対にお得です。

また、コンビニではついついお菓子など
余分な買い物をしてしまいがち。

癖でコンビニに寄ってしまうという方は、
ぐっとこらえて節約を心がけましょう。

冷蔵庫の中身を把握する

「うちには無いだろう」と買った調味料が、
いくつもダブってしまったり。

「何か甘いものが食べたい」とお菓子を買って帰ったら、
冷蔵庫の中にもお菓子があったり。

冷蔵庫の中身を常に把握しておけば、
そんな余分な買い物も減らすことができます。

一回は数百円でも、
積み重なれば大きな節約になりますよ。

買い物に行く前には
冷蔵庫をチェック
するのを習慣にしましょう。

マイボトル、マイ弁当

出先で毎回ペットボトルを買ったり、
毎日ランチで外食したりというのは経済的ではありません。

少し手間でも、
マイボトル・マイ弁当の持参を習慣にする
節約に役立ちます。

お弁当作りは、夕食のおかずを多めに作ったり、
冷凍食品を利用したりすれば

そこまで時間がかかる作業ではありません。

マイボトルも、冷蔵庫で常に水出しのお茶を作っておけば
移し替えるだけなので楽チンですよ。

また、スターバックスなどコーヒーチェーンでは、
マイボトル持参で割引がある店舗も。

よくコーヒーを買う方は、
そういった情報もチェックしてみましょう。

自炊にぴったりな節約食材

自炊にぴったりの、
おすすめ食材をご紹介します。

料理が苦手な方でも簡単に作れるレシピもご紹介しますので、
参考にしてみてくださいね。

鶏胸肉

安くて食べごとたえのある鶏胸肉は、
節約しながらしっかり食べたい方におすすめ。

高タンパク低脂肪なので、
ダイエット中の方や筋トレ中の方にもおすすめです。

「炊飯器で作るバンバンジー」
1.鶏胸肉に、塩胡椒で下味をつける。
2.炊飯器に肉がひたるくらいの水を入れ、炊飯開始
3.炊飯器から湯気が出たら鶏胸肉を入れる。にんにく・しょうが・ハーブ類などがあれば一緒に入れてもOK。
4.炊飯器を保温に切り替え、1時間放置。
5.冷ました後、切って盛り付け市販のゴマだれをかける。

キャベツ

キャベツは様々な料理に使え、
しかも1玉100円前後と安くてボリューム満点です。

お肉と一緒に炒めるだけで、
立派な夕食のメインになりますよ。

「キャベツと豚肉の味噌炒め」
1.フライパンに油をひき、豚肉(150g程度)を炒める。
2.豚肉の色が変わったら、食べやすい大きさに切ったキャベツ(1/8玉)を加え、しんなりするまで炒める。ナス・人参・ニラ・もやしなど、他の野菜を加えてもOK。
3.味噌・砂糖・醤油それぞれ大1を混ぜた合わせ調味料を加え、水気がなくなるまで炒める。

もやし

1袋30円前後で売っているもやしは、
節約自炊に欠かせない食材です。

ナムルやおひたしにして食事に添えたり、
炒め物に入れてかさ増ししたりと役立ちます。

「もやしのナムル」
1.お湯を沸かし、もやしをさっと茹でる(数秒でOK)
2.水気を切り、ごま油・塩・白ごま適量を加えて混ぜる

まとめ

一人暮らしの食費平均は、約3万円。

食へのこだわりは人それぞれ異なりますが、
平均値を知っておくことで節約の目標が見えてきますよね。

一人暮らしの食費の節約には、
安い食材を使った自炊がおすすめです。

今回ご紹介した節約術やレシピを、
ぜひ参考にしてみてください。

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