フリーターでも一人暮らししたい!生活費・節約方法まとめ

金銭面や入居審査など、
フリーターの一人暮らしには様々な制約が付きものです。

しかし、フリーターが一人暮らしをすることは不可能ではありません。

ここでは、一人暮らしをしたいフリーターの方のために、
必要な収入額や生活費の内訳を解説します。

入居審査に通りやすくなる方法や
節約のポイントもご紹介しますので、ぜひ参考にご覧ください。

フリーターでも一人暮らしはできるのか?

まず、結論から言うと、フリーターが一人暮らしを始めることは可能です。

実際、一人暮らしをしているフリーターの人はたくさんいます。

しかし、それには様々な条件をクリアすることが必要となってきます。

フリーターが一人暮らしをする時の条件にはどんなものがあるでしょうか。

フリーターが一人暮らしするために最低限必要な収入

フリーターで一人暮らしを始めるなら、
まず月の手取り収入14万円は欲しいところです。

時給1,000円だと、1日8時間・週5日働けば手取りが14万円になります。

例えば、12万円でも暮らせないことはありませんが、
一人暮らしにはぎりぎりのラインです。

それ以下になるとかなり難しいと思ったほうがよいでしょう。

また、家賃の目安は手取り収入の1/3と言われています。

そう考えると、手取り収入と家賃との割合は以下のようになります。

  • 手取り12万円 : 家賃4万円
  • 手取り14万円 : 家賃4.6万円
  • 手取り16万円 : 家賃5.3万円
  • 手取り18万円 : 家賃6万円

ただし、東京都内など家賃の高いエリアになると、
5万円以下の物件を探すのはかなり厳しいでしょう。

一方、家賃が安いエリアでは
時給が高い仕事を探すのが難しくなります。

そのため、時給と家賃のバランスを取ることが重要です。

初期費用が払える貯金はあるのか?

一人暮らしを始めるには、初期費用がかかります。

前家賃・敷金・礼金・家具家電購入費などを合わせると、
その総額は30~50万円ほど。

さらに、貯金が一時的にでも底をついてしまうと
不測の事態に対応できないので、
数十万円の貯金は残しておきたいところです。

実家を出て一人暮らしを始めたいなら、
最低でも50~100万円程度の貯金ができてからにしましょう。

フリーターの審査は厳しいのか?

フリーターの方の入居審査は、正社員よりも厳しくなります。

なぜなら、フリーターは給与が不安定になりがちなので、
家賃をきちんと支払っていけるか不安に思われるためです。

中には正規雇用者限定という物件もありますが、
そういった部屋は諦めるしかありません。

しかし、フリーターだからといって、絶対に審査に落ちるという訳ではありません。

  • 預貯金審査を受ける(家賃1~2年分の貯金があることを証明する)
  • 親族名義で契約する
  • 身元の確かな保証人を立てる

このような方法で、フリーターでも高確率で
入居審査を通過することができます。

どれもできないという場合は、
収入額に比べて低い家賃の審査が通りやすい物件を探しましょう。

一人暮らしで最低限かかる生活費・税金まとめ

手取り収入14万円のフリーターの、
一人暮らしにかかる費用のイメージは以下の通りです。

生活費

  • 家賃:4万円
  • 食費:2.5万円
  • 日用品費:0.5万円
  • 光熱費:1万円
  • 交通・通信費:0.8万円
  • 交際費:1.5万円
  • 貯金:1万円

計:11.3万円

税金

  • 国民年金:1.5万円
  • 保険料:1万円
  • 所得税:0.2万円

計:2.7万円

かなりざっくりとした計算ですが、
これはかなり切り詰めた生活です。

手取り14万円で一人暮らしを続けるには、
できるだけ手取り収入を増やし、節約に努める必要があります。

一人暮らしを始めるときの初期費用概算

一人暮らしするための部屋を借りるには、
まず、前家賃・敷金・礼金・仲介手数料などの初期費用がかかります。

これらは「家賃○ヶ月分」というふうに、
家賃の金額によって変動します。

家賃の金額ごとに新規契約にかかる
初期費用は以下の通りです。

・家賃3万円 : 初期費用13~15万円
・家賃4万円 : 初期費用16~20万円
・家賃5万円 : 初期費用22~25万円
・家賃6万円 : 初期費用27~30万円

これは部屋を借り始めるために必要な金額のみです。

家具・家電類を新しく購入する場合は、
さらに15~20万円ほどかかります。

フリーターが一人暮らしを充実させるコツ

それでは、フリーターの方が一人暮らしを充実させるコツをご紹介します。

手取りが少なくても、節約のポイントを押さえれば生活を充実させられます。

できる限り自炊する

一人暮らしをする中で、家賃の次に大きな出費が食費です。

外食や市販のお惣菜を減らして自炊し、
できるだけ食費を節約しましょう。

1ヶ月の食費が2万円程度に抑えられれば、かなり家計は助かります。

買い物はリストを作り、まとめ買いや地域の格安スーパーを利用する、
もやし・キャベツ・鶏胸肉などリーズナブルな食材でできる料理を覚えるなど、
工夫次第でお金をかけなくても食事を楽しめます。

築年数の古い安い物件を見つける

フリーターの一人暮らしは、家賃を安く抑えることがもっとも重要です。

そんな時に注目したいのが築年数。

古い物件は、当然家賃が安くなります。

セキュリティ面に少し不安があったり、
設備が使いにくかったりということもありますが、
安くあげたいならどこかで妥協することが必要です。

駅から遠かったり、都市部からかなり離れていたり、
周囲に買い物施設がなかったりするとかなり不便ですが、
それらに比べると「古さ」は比較的我慢しやすいかもしれません。

タイミングが良ければ、築年数は古くてもきれいに
リフォームされて住みやすくなっている物件が見つかるかも?

まかない付きのバイトを探す

飲食店のバイトでは、まかないを格安・無料で
食べられるお店もあります。

こうしたバイト先では、シフトに多く入れば入るほど
食費を浮かせることができます。

月に2~3万円の節約になるケースもあるので、
バイトを探している場合は飲食店がおすすめ
です。

食費が浮いた分は交際費や貯金にまわせるため、
一人暮らしの生活に少し余裕が生まれます。

家計を見直す・家計簿をつける

毎月赤字続きで貯金ができないという方は、
一度家計を見直してみましょう。

光熱費や携帯料金のプランなど、
払わなくてもいいお金を払っているかもしれません。

食費や交際費など、
ついつい散財してしまいがちなジャンルについても、
家計簿をつければ一目瞭然です。

どこにお金を使い過ぎているかがわかれば、
節約方法も見えてきますよ。

工夫次第で貯金も可能

今は健康でも、病気になったり事故に遭ったりして
働けなくなることは誰にでもあり得ます。

また、結婚式やお葬式、家具や家電が壊れるなど、
急な出費が必要になることも。

そんな時のために、フリーターで生活が苦しくても
貯金しておくことは大切
です。

できれば毎月貯金額を決め、
先に取り分けておくのが理想的
です。

食費や交際費、被服費などを少し節約して、
毎月5,000円でも1万円でも貯金するようにしましょう。

手っ取り早く高時給のバイトを探す

手取りを増やすためには、高時給のバイトを探すのが
一番手っ取り早い方法
です。

毎日長時間働いても生活が苦しいという方は、
バイト先を変えることを考えてみてもいいかもしれませんね。

時給が高いバイトといえば、
コールセンターや携帯電話販売員、アミューズメントスタッフなど、
高度な接客が必要な業種になります。

スキルがあるなら塾講師や事務系、営業力に
自信があるなら歩合制のインセンティブが入るバイトもおすすめです。

また、夜勤や住み込みのリゾートバイトなど、
拘束時間が長い・仕事が不規則なバイトも時給は高めに設定されています。

今のバイト先をやめたくないなら、休みの日に単発でできる日雇いバイトや、
家にいる時間を有効活用できる在宅ワークを探してみましょう。

フリーターより正社員の方がいい?

近年は正社員でも手取りが少なく昇給もしにくいなど、
金銭面ではフリーターとそう変わらないケースもあります。

それなら、責任がなく自由な働き方ができる分、
フリーターのほうが気楽でいいという人もいるかもしれません。

今は多様な働き方ができる時代ですし、
正社員がフリーターより能力的に優れているわけではありません。

しかし、入居審査をはじめ、フリーターだと不利な状況が多いのは事実。

「一人暮らしをする」という点に限って言えば、
フリーターというだけで条件が厳しくなったり、希望が通らなかったり、
いろいろな制約があることは知っておきましょう。

まとめ

フリーターでも、一人暮らしをすることは十分可能です。

家賃や生活費を工夫して節約すれば、
手取りが少なくても生活を楽しむことができます。

しかし、物件を借りる時の審査などは厳しく、
現実に直面することになるかもしれません。

必ずしも正社員を目指す必要はありませんが、
フリーターだからこそ将来のビジョンをしっかり持ち、
計画的な暮らしを心掛けたいものです。

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